島根県立図書館
 
 
 
県立図書館内で検索

詳細検索

横断検索

 
インフォメーション

レファレンス相談する
調べ物に




 

職員おすすめ本

島根日日新聞掲載[全件一覧]
12345

島根県立図書館2021/12/03 09:55:06


吉岡 乾/創元社
 ~日常に溢れる言語学~

 「そもそも言語学って何?」 そんな方も多いのではないでしょうか。よく耳にする「語学」とは、異なります。学校で学ぶこともあまりありません。それでは、「言語学は、普通の生活と無縁なのか?」 いいえ、私たちがいつも使っている「言葉」について考える学問が「言語学」です。そして言語学と一口に言っても、「音声学」「地理言語学」「比較言語学」など、たくさんの種類をもとに構成されています。本書は、世界各地の様々な言語に触れながら、言語学者がどんな研究をしているのかが語られています。目次を開き、気になったタイトルから読み始めてもきっと楽しめるはずです。言語学に触れたい人はもちろん、ただエッセイを楽しみたい人にもおすすめしたい一冊です。

(島根日日新聞2021年11月22日掲載)

島根県立図書館2021/12/03 09:54:59


早見和真/新潮社
 ~甲子園のない夏~

 新型コロナウイルスの影響を受け、2020年の夏の甲子園大会は中止になりました。この本は、甲子園への道を断たれた球児たちの夏を追ったノンフィクションです。甲子園に行けなくなった彼らを「かわいそう」と思う人もいるのではないでしょうか。私自身も、読む前に彼らに抱いたのはそんな言葉でした。しかし、この本に出てくる球児たちは決して「かわいそう」な子たちではありません。甲子園という分かりやすいゴールを失って、もがきながら困難を乗り越えようとする彼らの姿は、正解がない今の社会で立ち尽くす私たちに勇気を与えてくれます。一人ひとりが自分らしい高校最後の野球を終えるために考え出した正解、それを一緒に追ってみませんか。

(島根日日新聞2021年11月8日掲載)

島根県立図書館2021/12/03 09:54:52


チョン スンファン:著,小笠原 藤子:訳/ワニブックス
 ~あなたに寄り添う「人生の文章」~

 コロナ禍の昨今、私たちの暮らす社会はとても不安定で慌ただしく、心の中が不安でいっぱいになることが多々あるかと思います。仕事に疲れ果てて何もしたくないとき、この先の人生どう生きればいいのかわからなくなったとき、愛しい人と別れたとき。人には相談できず孤独に塞ぎ込んだり、相談できても逆に心がもやもやすることだってあります。
 本書は、夏目漱石などの文豪や韓国文学、ニーチェなど世界各国の様々な名文を心温まる著者のエッセイとともに紹介しています。数多の名文は、見返りを求めず、きっとあなただけの「人生の文章」になって寄り添ってくれることでしょう。一人悶々と悩んでしまうあなたのための一冊です。

(島根日日新聞2021年11月1日掲載)

島根県立図書館2021/11/07 12:16:43



フン・グエン・クアン、フイン・キム・リエン:作・絵, ダフネ・リー:原著編集, はっとりこまこ:訳者/冨山房インターナショナル
 ~ボートをこいで学校へ~

 ベトナムの絵本です。ベトナムの新学期は9月ですが、メコンデルタ地方ではちょうど雨季の真っ只中。地面は水でおおわれてしまい、歩ける道はなくなります。そんな中、子どもたちはボートを漕いで学校へ通います。
 両親は食べ物を得るためにそれぞれ出掛けてしまうので、主人公の男の子・アンは、初めての学校へ一人で出発します。大波が来たり、スコールで周りが見えなくなったり、何かが出てきそうな暗い森を通ったり……。そして朝焼けの空が広がる中、ようやく学校が見えてくるのでした。
 風景の広がりが感じられる美しい絵で、朝の静けさやスリルに満ちた現実の大冒険が、臨場感たっぷりに描かれています。読み聞かせにもおすすめです。

(島根日日新聞2021年10月25日掲載)

島根県立図書館2021/11/07 12:08:26


早坂 信哉/山と溪谷社
 ~お風呂でホッとしよう~

 コロナ禍の生活が長くなり、気付かないうちにストレスを溜め込んでいる人も多いと思います。外出することも制限され、不安な日々が続いています。そんな中、おうち時間を快適に過ごすリラックス法があります。それが入浴です。
本書では、入浴によって得られる健康効果と知っておきたい入浴知識がわかりやすく書かれています。
 また著者のおすすめは、お風呂とマインドフルネスを組み合わせた「マインドフロネス」。
 お風呂の中で瞑想をしましょうというものですが、やり方は簡単で湯船に浸かりながらゆったりした呼吸をするだけ。何も考えず、自分の呼吸に集中します。
入浴は、自宅にいながら誰でも簡単にできる健康法です。
 ゆっくりお風呂に入りながら、一日の疲れを癒しませんか。

(島根日日新聞2021年10月18日掲載)

島根県立図書館2021/10/12 11:59:39


藤野幸信/世界文化社
 ~想いと共に花を贈る~

 誕生日、記念日など花を贈る機会というのは思いのほか多くあります。多数ある種類の中から花を選ぶ作業も大切ですが、花の贈り方にもひと工夫加えてみませんか。
 本書はフラワーアレンジのデザインなどを78種類も紹介した本になっています。著者は全国各地からオーダーが届く人気のフローリストの方です。彼のコンセプトは人の五感に触れる四季の色彩や質感を表現すること。そのための花の魅せ方やアレンジの仕方をエピソードとともに紹介しています。加えて、色別花図鑑や贈るテーマやスタイルのヒントになる情報も収録しています。
 現在、人と対面することが難しいとされているなかで、大切な人に気持ちを届けるための1つの手段として花を贈ってみるのはどうでしょうか。

(島根日日新聞2021年10月4日掲載)

島根県立図書館2021/10/01 17:47:23


川添 愛/東京大学出版会
 ~「なんでもあり」の言語学~

 バーリ・トゥードとは、ポルトガル語で「なんでもあり」を意味する言葉で、日本ではもっぱらルールや反則を必要最小限に留めた格闘技ジャンルを指します。本書は言語学に関係する様々な問題を「なんでもあり」の精神で検証したエッセイ集です。
 AIは上島竜兵氏が口にする「絶対に押すなよ」という言葉の意図が「押せ」であることを理解できるのか? ラッシャー木村氏が新日本プロレスのリングで放った第一声「こんばんは」はどうして観客をズッコケさせたのか?
取り上げられるトピックは、難問であると同時に、思わず笑ってしまうような珍問ばかり。著者は言語学の知識とユーモアを総動員にして、果敢に立ち向かっていきます。
 さあ、言語学という闘いのワンダーランドをとくとご覧あれ。

(島根日日新聞2021年9月27日掲載)

島根県立図書館2021/10/01 17:45:23


蛭子能収/光文社
 ~介護家族の心が楽になる本~

  本書は、漫画家で、テレビタレントとしても知られている蛭子能収さんを取り上げたエッセイです。
 蛭子さんは、2020年7月に某テレビ番組で認知症であることを公表しました。
 本書には蛭子さんが認知症と診断された経緯や行動、そして彼を取り巻く妻やマネージャー、連載している雑誌の担当記者の思いなどが紹介されています。
 特にこれまで付き添ってきた妻・悠加さんは、離婚や自殺を考えるほど、彼の身勝手さや介護に苦労されました。
 しかし現在の彼は、妻や家庭への思いが変化し、良い意味で人間性が少し変わったそうです。
 認知症でありながらも今も仕事を続ける蛭子さん。そんな彼を見守っていきたいと思わせる認知症エッセイです。
(島根日日新聞2021年9月20日掲載)

島根県立図書館2021/10/01 17:35:29


 作:フリーダ・ニルソン 訳:よこのなな 絵:ながしまひろみ/岩波書店
 ~幸せの形は人それぞれ!~

このお話はがらくたを売って生活をしているゴリラが、養護施設から子どもを引き取り、家族になっていくお話です。
 ゴリラが自分の親になることに恐怖と恥ずかしさを感じるヨンナは逃げだそうとします。しかしそんなヨンナの思いに寄り添ってくれるゴリラン。少しずつゴリランとの生活に幸せを感じ始めたある日、土地開発の計画に巻き込まれ、家を奪われてしまいます。
お互いが思いつかないところを補い合いながら生活していくうちに、愛情を知らなかった二人が本当の家族のように強く結ばれていく姿は、家族の在り方や人を信じることの幸せに気付かせてくれます。細かいことや約束事に縛られない生活は、子どもたちにとっては理想の生活なのかもしれませんね。

(島根日日新聞2021年9月6日掲載)

島根県立図書館2021/10/01 17:33:44


吉村 生,高山 英男/KADOKAWA
 ~暗渠巡りの楽しみ~

 近年、街に残された様々な痕跡に出会いながら、街の魅力を再発見する「まち歩き」に人気が集まっています。2006年に長崎市で開催された「まち歩き」をきっかけに全国に広まったといわれています。さまざまなテーマで行われていますが、中には、マニアックなものもあります。その一つが、川や水路をふさいだ跡をたどる暗渠(あんきょ)巡りです。高度経済成長期に川の汚濁や公園の確保など、さまざまな要因で多くの川や水路が蓋をされ、暗渠化されていきました。
 本書は、東京を中心に暗渠巡りの楽しみ方を提案してくれます。川もないのに現れる親柱・欄干などの橋の痕跡や妙に細長い公園は、まず間違いなく暗渠のサインだそうです。全国各地の水路上を歩いた著者2人の暗渠愛に満ちた一冊です。

(島根日日新聞2021年8月23日掲載)

12345