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職員おすすめ本

島根日日新聞掲載[全件一覧]
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島根県立図書館2019/06/19 18:56:11

岡村 正史/ミネルヴァ書房

 プロレスというのは奇妙なスポーツです。明確なストーリーがあり、勝つことよりも観客を喜ばせることが優先され、目的のためなら反則行為すら平然と行われます。スポーツよりも演劇に近いものと言ってしまったほうがいいかもしれません。そして、その特性のために「プロレス」という言葉は、筋の決まった「八百長」の代名詞として使われてきました。
 本書は、そんなプロレスと社会の関係を、興行の演出方法や、プロレスに関する新聞記事、著名人や政治家の発言などから検証し、時に冷静に、時に熱い筆致で論評した一冊。社会からいかがわしいものとして扱われながら、成長と衰退を繰り返して生き残ってきたプロレスの蠱惑的(こわくてき)な世界に足を踏み入れてみませんか?

(島根日日新聞2019年5月27日掲載)

島根県立図書館2019/06/19 18:55:14

佐藤友美/辰巳出版
 ~寄席を体験しよう!~

 寄席って何?どんなところ?どうやって入るの?
 この本は、寄席を知る、観る、味わう、楽しむの4部で構成され、はじめての方にもわかりやすく紹介されています。寄席は、落語や講談、漫才などを楽しめる劇場です。料金がリーズナブルな上、基本的に事前予約不要・当日券のみですので、思い立った時にふらりと行くことができます。
 寄席といえば、落語。落語は寄席で最も上演数が多い大衆演芸です。落語は噺家の口調や身ぶり、手ぶりから、話の光景をイメージし、想像力を膨らませ、情景を思い浮かべながら、その世界に入っていきます。落語の予備知識がなくても十分に楽しむことができます。さあ、みなさんも寄席の魅力を感じてみませんか。

(島根日日新聞2019年5月20日掲載)

島根県立図書館2019/06/19 18:43:13

猪谷千香/筑摩書房
 ~情報の海は人間が作り出した~

 著者は、「ニュースを読んだり情報を取得したりすることは食事に似ている。取り入れたものがやがて栄養となって思考を生み出す」と書いています。あなたは今日どんな情報を食べましたか? 購読費を払った新聞、テレビ番組、スマホで読む無料のニュース。なぜ無料なのでしょう。
 人は、信じたい情報を信じ、自分の耳に痛い情報には目をつぶりがちです。ネットで流れたデマやフェイクニュースがきっかけとなった殺人事件も、世界各地で起きています。災害時にネットの情報で助かることもあれば、犯罪につながることもあります。「だれが、どこから、どんな目的で発した情報か」を見極めるために、まず、どのように情報が作られているのかを知るところから始めましょう。

(島根日日新聞2019年5月13日掲載)

島根県立図書館2019/05/10 12:24:53

木村民子/亜紀書房
 ~シニアになって味わう絵本~

 著者は、シニア世代に絵本に親しんでほしいと思い、おじいさん、おばあさんが出てくる絵本をかたっぱしから読み集め、本書の執筆にいたりました。
 第二章「老いへのまなざし」では、著者が絵本で出会ったお年寄りが次々と紹介され、おじいさんやおばあさんは、どのように老いを受け入れて生きていこうとしているのかを読み解いていきます。
 例えば、暴れん坊トナカイを駆って奮闘するおばあさんサンタクロース、愉快な空の旅をして新しい家族に巡り会う風船売りのおばあさん、モミの木の世話を続けて素敵なクリスマスを迎えるおじいさん、など味のある生き方を取り上げています。
 絞り込まれた100冊の絵本が、シニア世代からの人生の少し先を照らす灯りになるように、という願いが込められた一冊です。

(島根日日新聞2019年5月6日掲載)

島根県立図書館2019/05/10 12:09:48

ジェシカ・ブルーダー/春秋社
 ~現代の遊牧民~

 「ノマド」の本来の意味は、遊牧民、放浪者であるが、本書のノマドとは、キャンピングカーなどで車上生活をし、キャンプ場などで働いて生活費を稼ぎながら移動する生活者を言う。
 近年、日本でも、定年退職者が道の駅などを宿泊場所として、キャンピングカーなどで日本全国を旅する例が多いと聞く。
 しかしながら、本書に出てくるアメリカ人は、リーマンショックなどが原因で貧困となり、家賃を払えないためトレーラー生活をしながら全米中をさまよい続ける人々のことであり、日本とは状況が異なっている。
 ホームレスではなく「ハウスレス」である彼らの生活について、ドキュメント形式で描かれており、景気が良いとされるアメリカの裏の一面を伺い知ることができる一冊である。

(島根日日新聞2019年4月22日掲載)

島根県立図書館2019/05/10 12:07:37

那須正幹/ポプラ社
 ~特別な夏休みの思い出~

 今回紹介するお話は、捨て猫がきっかけで仲良くなった小学校4年生の保と省悟が夏休みに「秘密基地」を作るお話です。
 保の兄も加わって、子どもたちだけで秘密基地を作ることにした3人は、竹でテントを作ります。ところが大雨のせいで水浸しになり、使えなくなってしまいます。テントの周りに溝を掘ること、ビニールシートを利用することなどを思いつき、家から必要な道具を持ち寄ります。「快適な秘密基地に泊まる」ことに全精力を打ち込む楽しさやワクワク感、失敗から学び成長していく様子が描かれ、読んでいて実際に秘密基地を作ってみたくなります。
子どもたちの小さな冒険を大人たちが見守り、最高の夏休みの思い出となっていきます。
特別な夏休みの楽しさを十分に感じさせてくれる1冊です。

(島根日日新聞2019年4月8日掲載)

島根県立図書館2019/05/10 12:06:28

白川優子/小学館
 ~助けを求めている人がいる~

 世界各国でおきている紛争の様子をニュース番組等で目にしますが、日本に住む私たちにとっては、遠い国の出来事として見てしまいがちです。著者の白川優子さんは、紛争などの理由で保健医療サービスを受けられない人々を支援する「国境なき医師団」の看護師として、派遣先で治療を行っています。
 これまでシリアやイエメン、イラク、南スーダンなど、紛争地を中心に派遣に応じており、その先々で実際にあった出来事をこの本で紹介しています。病院では毎日のように爆撃音が響き、空爆や砲撃で傷ついた人たちがひっきりなしに運ばれてきます。患者の多くは無関係の市民であり、日常的に命の危機にさらされていることが分かります。紛争地で助けを求める人達のことを一緒に考えてみませんか。

(島根日日新聞2019年4月1日掲載)

島根県立図書館2019/03/27 18:41:02

池上修 ほか/論創社
 ~外国人観光客を惹きつけるマンホール蓋~

 みなさんは、マンホールの蓋に様々なデザインが施されているのをお気づきでしょうか。昭和52年、沖縄県那覇市で沢山のさかながデザインされた蓋が作られたのを契機に、それまで画一的な幾何学模様だった蓋に、その土地の名所・旧跡、名産品などのデザインが行われるようになりました。最近では、カラー蓋やゆるキャラをモチーフにした蓋も作られており、蓋のデザインは世界に例のない日本独自のサブカルチャーとなっています。
 本書は、6千種類あるともいわれる全国のデザイン蓋の中から700枚をオールカラーで紹介しています。松江市の長屋門(武家屋敷)や大田市の北前船などのデザイン蓋も紹介されており、本書を参考に、旅先で実際に探してみるのもおもしろいと思います。
(島根日日新聞2019年3月25日掲載)

島根県立図書館2019/03/27 18:13:57

下澤いづみ/風媒社
 ~12年間の活動の記録~

 「ストーリーテリング」という言葉を聞いたことがありますか?まだ「読み聞かせ」ほど広く知られていないのではないでしょうか。子どもと本を結ぶ手段の一つで「耳からの読書」と捉えられていて、語り手のお話を子どもたちが聞いて楽しむストーリーテリングの会は、全国の図書館や小学校や保育園などで開かれています。この本は、三重県や愛知県で約40年間ストーリーテリングに取り組んできた著者が綴った活動の記録、「おはなし通信」全150号を一冊にまとめたもので、巻末には自身が語ってきたお話のリスト190話が掲載されています。震災後のある日のお話会や仲間との勉強会で感じたことや学んだこと、子どもの前で語ってみてわかったことなど、お話に対する誠実な姿勢が伝わってきます。語りの手引書としてもおすすめしたい一冊です。
(島根日日新聞2019年3月18日掲載)

島根県立図書館2019/03/27 18:37:29

ミハエラ・ノロック/ パイインターナショナル
 ~強く美しい女性たちの肖像~

 ルーマニアの写真家ミハエラ・ノロックはバックパック一つで世界60か国以上を旅し、出会った女性たちの肖像を撮影するプロジェクト「THE ATLAS OF BEAUTY」を立ち上げました。アマゾンの熱帯雨林やインドの市場、アフガニスタンの山岳地帯からヨーロッパの街角まで、人種や年齢、生活環境も様々な女性たちのポートレイトを紹介したウェブサイトは世界的に大きな反響を呼び、著者初の写真集として出版されたのです。普段着や仕事着をまとい、まっすぐにカメラを見つめる女性たちの姿には、10人いれば10通りの美しさがあり、この多様性の美こそ、かけがえのない世界の価値なのだと気づかせてくれます。あなたも500枚を超える魅力的な女性たちの肖像とともに、世界をめぐる旅に出かけてみませんか。
(島根日日新聞2019年3月11日掲載)

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