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職員おすすめ本

島根日日新聞掲載[全件一覧]
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島根県立図書館2020/07/29 10:06:08

猪子寿之、宇野常寛/PLANETS/第二次惑星開発委員会

 ~デジタルテクノロジーで創るアート~

 チームラボという会社をご存じでしょうか。最新テクノロジーを利用し、ネットワークの構築などを行う他に、アートの世界においても彼らは日本に留まらず海外でも活躍しています。
本書はチームラボが創った作品を話題にし、チームラボの代表猪子寿之と評論家の宇野常寛が対談を行っています。文章だけではなく、作品の写真も多数載っており、見たことがある作品も中にはあるかもしれません。チームラボの作品の大きな軸は様々なアプローチから「境界がなくなる世界」を創ること。それは1枚のキャンパスという枠を超えて空間全体に、または自然のなかに境界が曖昧になる世界を表現しようとしています。チームラボが創るアートの世界に少し触れてみるのはどうでしょうか。

(島根日日新聞2020年7月27日掲載)

島根県立図書館2020/07/21 11:34:56

野田浩資/誠文堂新光社
 ~美しい音色とともに~

 2020年はベートーヴェン生誕250年。ベートーヴェンは、ウィーン古典派を代表する作曲家の一人です。彼が作った曲は現在でも多くの人に愛され、演奏されています。今年は各地で様々なイベントや演奏会が多く開催される予定です。
 この本ではベートーヴェンを中心に、後世の作曲家に影響を与えた「音楽の父」バッハ、ヨーロッパ中を旅した天才音楽家モーツァルトなど、11人のクラシック作曲家のゆかりの料理とエピソードを紹介しています。
 中でも、ベートーヴェンが食べていた素朴なじゃがいものタルト(カルトッフェルクーヘン)は、今も人気で人々に好んで食べられています。
クラシックを聴きながら、料理を作り、食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(島根日日新聞2020年7月20日掲載)

島根県立図書館2020/07/07 16:43:20

リサ・クライン・ランサム:作 松浦 直美:訳/ポプラ社

 ~名前と本がくれた「希望」~

 母を病気で亡くしたラングストンは、父と二人きりでシカゴに引っ越してきました。学校では友達もできず、授業が終わると一目散に、誰も待っていない家に帰るのです。ある日、いじめっ子から逃げ出した先で、偶然、図書館にたどりつきます。人種差別が残る時代でしたが、シカゴ図書館はだれにでも本を貸してくれたのです。ラングストンは自分と同じ「ラングストン」という名の黒人詩人の本を見つけます。読書は、冷たく感じられていた都会での生活に、故郷の温かさを思い出させてくれました。ラングストンは、前を向いて歩き始めます。
 少年と本の世界をつないだのは、母から贈られたその名前でした。母の愛から1冊の本へ、そして未来が広がっていく高揚感に、人の強さを感じる児童小説です。

(島根日日新聞2020年7月6日掲載)

島根県立図書館2020/07/04 12:50:47

スーザン・オーリアン:著 羽田 詩津子:訳/早川書房
 ~図書館が燃えるということ~

 1986年4月29日、ロサンゼルス中央図書館で大規模な火災が発生しました。
 チェルノブイリ原発事故とほとんど同時に起こったために、国際的な報道が少なかった事件ですが、40万冊の本が焼失し、70万冊の本が煙や水によって損傷するなど、その被害は甚大でした。ハリー・ピークという虚言癖のある青年が放火の容疑で逮捕されますが、彼は後に証拠不十分で釈放されます。
 本書はこの事件の顛末を描いたノンフィクションですが、事件の前後だけでなく、ロサンゼルスの図書館やそこで働く人々が歩んできた長い歴史についても、詳細に語っています。そうすることによって、図書館や本が焼かれたことの痛ましさが、くっきりと浮かび上がり、読者に伝わってくるのです。

(島根日日新聞2020年6月29日掲載)

島根県立図書館2020/07/03 16:12:24

中島隆信/慶應義塾大学出版会

 ~笑いのメカニズムを解明?~

 人はなぜ笑うのでしょうか。同じユーモアでも笑う人もいれば笑わない人もいますし、同じ人でも場合によって笑ったり笑わなかったりします。人間特有の感情表現である笑いは、古くはギリシア時代から研究されてきましたが、いまだに解明されているとはいえません。そこで、本書は、笑いに至るメカニズムを「笑いの四段階説」という独自の手法を用いて解明を試みています。第一段階として、笑いは、脳が世の中の不自然さに気づくことから始まるそうです。
 著者は、お笑い好きの経済学者であり、身近な笑いから、落語、漫才、コントなどの笑いのビジネスまで、実例を挙げて50の疑問に答えるかたちで解説しています。本書を読めば、上司の「おやじギャグ」がどうして笑えないのかが分かります。


(島根日日新聞2020年6月22日掲載)

島根県立図書館2020/07/03 16:06:02

丸々もとお/河出書房新社
 ~疑似夜景ツアーを楽しもう!~

 日本夜景遺産とは、後世に伝え残したい夜景のことを言い、「一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー」によって認定活動が行われ、現在、全国241カ所が選ばれている。
 本書では、観光的見地から鑑賞対象となる夜景を「自然夜景遺産」、「施設型夜景遺産」、「ライトアップ夜景遺産」、「歴史文化夜景遺産」の4つに分類し、日本各地で埋もれている美しい夜景を写真集として紹介している。
 残念ながら、島根県では認定された遺産はないが、山陰では、鳥取県の「道の駅はわい」が自然夜景遺産として認定されている。
 自然、都市、工場群、その他の人工造形物など、様々な夜景が醸し出す美しさを本書により堪能していただきたい。

(島根日日新聞2020年6月8日掲載)

島根県立図書館2020/07/03 16:05:20

中田兼介/ミシマ社

 ~クモを知ってみよう~

 クモを好きな人より、苦手な人の方が多いのではないでしょうか。八本の長い脚でカサコソ動き回り、家の隅でいつの間にか糸を張っているクモ。女子大で教鞭をふるう著者は、虫嫌いの学生から上がる悲鳴と日々戦っているそうです。見た目で嫌われがちなクモは、生活するなかでよく見かける虫です。私たちに身近なクモを知って、ネガティブな印象を少しでも変えることができれば良いなとの思いでこの本は書かれています。
 クモはどういう生き物なのかは勿論のこと、宇宙に行ったクモの話やクモの糸で作った布製品の話など、クモと人間がどのように関わってきたのかも知ることができます。人間に害をなさず、ゴキブリやダニを食べてくれるクモもいます。苦手な人も楽しく読むことができますよ。


(島根日日新聞2020年5月25日掲載)


島根県立図書館2020/07/03 15:40:28

キャサリン・アップルゲイト:作 こだまともこ:訳 まめふく:画/フレーベル館

 ~想像の友だちがいることは幸せ~

 今回紹介するお話は、小学5年生のジャクソンがみんなには見えないネコのクレンショーに支えられながら貧困という不安を乗り越えるために頑張るお話です。
 クレンショーが現れるときは「良くないことが起こる前触れ」と知っているジャクソンはクレンショーが現れたことにショックを受けます。貧困という現実を受け入れようと気丈に振る舞う反面、これから起こることが怖くて仕方がないジャクソンの心がクレンショーを呼んだのです。
 呼べばすぐに現れて、必要なだけいてくれるクレンショーとジャクソンとのやり取りや、クレンショーのちょっとひねくれた性格がコミカルに描かれ、前向きに貧困に向き合う家族の姿が明るく書かれています。

(島根日日新聞2020年5月18日掲載)

島根県立図書館2020/07/03 14:18:51

原田マハ/幻冬舎 

 ~世界の巨匠との幸せな時間~

 昨年9月、日本各地の美術館・博物館が所蔵する美術や文学、漫画や映画など様々なジャンルをまたいだ名作を一堂に集めた展覧会が開かれました。場所は京都の清水寺、会期はわずか8日間。本書はこの画期的な展覧会、「CONTACT-つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」のために書き下ろされた掌編集です。ゴッホ、セザンヌ、黒澤明、川端康成、棟方志功、手塚治虫、ジャコメッティ・・・20人の綺羅星のような古今東西の天才たちと、作家原田マハが束の間をともに過ごし、語らい、心尽くしの手土産を手渡す。ちょっぴり刺激的で、親愛と敬意に満ちたやりとりは、近寄りがたい偉大な天才たちを、とても身近に感じさせてくれます。芸術や文化は、もっと気軽に楽しんでもいいんじゃないか。そんな気持ちにさせてくれる一冊です。

(島根日日新聞2020年5月11日掲載)

島根県立図書館2020/07/03 14:05:54

小手鞠るい/偕成社

 ~書くことに魅せられて~

 手紙やメールや小論文など、自分の感想や考えをまとめて文章を書くことは、おそらく一生ついてまわることではないでしょうか。上達するためには何か秘訣があるのでしょうか?そもそも書くこととは?
 そんな疑問に答えてくれるのは、子どもの頃から本を読むことが好きで、文章を書くことが好きでたまらないという作家の小手鞠るいさん。寄せられた質問それぞれに、内田百閒や村上春樹などの文章を引用しながら、誰に向かってどういう目的で書くのか、メールを書く時に気をつけること、感想文の書き方、小説とエッセイの違い、小説家や翻訳家を目指している人へのアドバイスなどをわかりやすく解説しています。言葉を大切にすることや、書くことの楽しさを教えてくれる一冊です。


(島根日日新聞2020年5月4日掲載)

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