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【平成25年度郷土ミニ展示コーナー】

郷土資料ミニ展示コーナー No.23



島根の俳諧資料展

俳諧とは、短歌の上句と下句を別の歌人が読みあう連歌を発展させ、本来の言葉遊びの滑稽さを追求したものです。近世に入りいくつかの流派が生まれ、中央と地方とを俳人が行き来して地方へも伝播し、文化・文政から幕末にかけて一般に浸透したとされています。ただし、近世の俳諧資料で今日まで残り得たのは少ないのが現状です。

当館には江戸時代の俳諧資料が数点ありますが、今回の展示では、そのうち2点を紹介します。いずれも国内での現存が他にはほとんど無い貴重な資料となります。デジタル化していますので、全ページを閲覧利用していただくことができます。

『為楽庵雪川発句集』『俳諧石見銀』

 

『為楽庵雪川発句集』

松平雪川(まつだいら せっせん)は、雲州七代松江藩主松平治郷(はるさと)の実弟で、衍親(のぶちか)といい、号は為楽庵(いらくあん)、雪川はその俳号です。

『為楽庵雪川発句集』乾一、乾二、乾三

『為楽庵俳諧文集』

の4冊は、雪川の没後、兄治郷(号不昧)が追悼して刊行したものです。

発句集は春夏秋冬と四季に分けて編んであります。


『俳諧石見銀』望雲軒巨海編  元禄14・15年(1701・1702)刊

石見銀(いわみがね)は、上下2冊からなります。

序文によれば、巨海は石見の役人で、暇々に句を集めていましたが、俳友の勧めで、京の言水の助力を得、京で出版しました。入集された俳人は、銀山・大森の人が特に多く、大田、温泉津、浜田などからもある他、京、大坂、江戸からもあり、交流の広さがうかがわれます。


参考文献

『出雲俳壇の人々』桑原視草著 だるま堂書店 1981年刊

『近世中国俳壇史』下垣内和人著 和泉書院 1992年刊

『石見俳諧資料集』一 工藤忠孝編 石見地方未刊資料研究会 1993年

「石見俳壇史」下垣内和人 (『石見俳諧資料集』二 1995年 所収)

 

 

特別展


「古代歴史文化賞」受賞作品特別展示

島根県では、古代歴史文化に関する優れた書籍を表彰する「古代歴史文化賞」を決定されました。

島根県立図書館では、「古代歴史文化賞」受賞の5作品を、下記のとおり展示及び貸出を行っています。

なお、「古代歴史文化賞」は、古代文化に関連の深い、島根県・三重県・奈良県・宮崎県が共同で企画したもので、古代歴史文化に関する書籍を表彰することを通して国民の歴史文化への関心を高めることを目的として創設した賞で、学問的基礎の上に立ちながらも、一般向けにわかりやすく書かれた書籍を対象としています。

 

1.1階ホール 特別展示

(1)会期平成25年9月17日(火)〜11月10日(日) ※終了しました
(2)場所島根県立図書館 1階ホール 階段前

2.古代歴史文化賞受賞作品

(1)古代歴史文化賞
「古代国家はいつ成立したか」著者:都出比呂志 /岩波書店
(2)古代歴史文化みえ賞
「古事記はいかに読まれてきたか-<神話>の変貌」著者:斎藤英喜 /吉川弘文館
(3)古代歴史文化 なら賞
「道が語る日本古代史」著者:近江俊秀 /朝日新聞出版
(4)古代歴史文化しまね賞>
「古代に行った男ありけり」 著者:関和彦 /今井出版
(5)古代歴史文化みやざき賞
「古事記を読みなおす」著者:三浦佑之 /筑摩書房

 

2階回廊展示


県立図書館 建築45周年

 

 現館舎は、昭和30年代から40年代にかけて実施された「島根県庁周辺整備計画」の一環として、昭和43年10月、

現在地に新館建築され、今年が建築45周年にあたります。建築の設計は、建築界で世界的にも著名な菊竹清訓氏に

よるものです。現在でも建築科の学生を始め、建物を見学にくる人が多くいます。

 

展示期間: 9月1日(日)まで  ※終了しました


【島根県立図書館沿革(概略)】

明治32年10月:木幡久右衛門氏等の先覚者によって、松江市母衣町に私立図書館を創設。

明治33年11月:松江城三の丸(現在の県庁舎所在地)に新館舎を建設。

大正 8年松江市に寄付移管され、松江市図書館として発足。

昭和20年8月太平洋戦争し烈となり、松江市川津町に疎開して業務を続行。

昭和21年4月運営上の理由により松江市から県に移譲。

昭和21年12月朝酌村から青年修練場を城山公園内に移築改造。島根県立松江図書館として開館。

昭和25年12月名称を島根県立図書館と改称。

昭和41年4月県立図書館建設委員会を設置し、新館計画の基本計画を樹立。

昭和42年10月起工式を挙行。建築工事に着手。

昭和43年10月館舎竣工落成。業務開始。


県立図書館の正面玄関城山側から眺めた県立図書館


回廊展示の風景



郷土資料ミニ展示コーナー No.22


大山隠岐国立公園 50周年 

 

大山隠岐国立公園は、昭和11年2月に大山国立公園として指定され、その後、昭和38年4月に隠岐島、島根半島、三瓶山、蒜山地域が公園区域として拡張され、大山隠岐国立公園に改称されました。

今年は、隠岐島、島根半島、三瓶山が国立公園となってから50周年に当たります。

今回の展示は、国立公園候補として推薦すべく作成された資料「国立公園候補地 隠岐島・島根半島・三瓶山」

1960(島根県刊行)や、国立公園となってからの観光パンフレットを紹介しています。

 

 

 

特別展


『出雲国大社図』展

出雲大社では、約60年ぶりに遷宮が行われ、平成25年5月には本殿遷座祭が斎行されます。

このほど、当館では、木版墨刷を筆で彩色した『出雲国大社図』(131×59cm)を新たに収集しました。 

この絵図は、本殿を中心にして、俯瞰図的に出雲大社境内の全景を描いていて、殿舎等の配置は延享造営の

それと同じですが、作は幕末頃と思われます。

本殿が正位置に据えられているのに対し、拝殿、十九社、素鵞社などの社殿が本殿に向かって求心的に斜めに

描かれていて、本殿の威容、霊感性を強調している手法が注目されます。

展示期間 5月3日(金)から6月5日(水)まで ※終了しました

場所   島根県立図書館 中央階段横



この絵図の展示にあわせ、郷土資料室ミニ展示コーナーで、当館所蔵の出雲大社の絵図3点を展示します。

また、古代出雲歴史博物館で開催されている【特別展 出雲大社展 平成の大遷宮】では、当館所蔵の『出雲大社

境内図』(561×280cm)が展示されています。



郷土資料ミニ展示コーナー No.21


    

出雲大社絵図 出雲大社正遷宮によせて

 

出雲大社では、約60年ぶりに遷宮が行われ、平成25年5月には本殿遷座祭が斎行されます。

今回は、正遷宮にあわせ、当館所蔵の出雲大社の絵図を展示します。


『出雲国大社図』は、木版墨刷で境内社の配置から幕末頃のものと推察されます。



『出雲大社全図』は、明治20年に出版されたもので、参詣する人々や大鳥居横の下馬所、
稲佐の浜に入る船などで当時の様子がうかがえます。



『出雲大社正遷座之図』(複製・昭和50年刊)は、明治14年の遷座祭の様子が描かれています。