松江の碑(いしぶみ)-碑が語る松江の歴史ー

2015年11月21日

所蔵情報

安倍登 著/松江市歴史まちづくり部まちづくり文化財課史料編纂室

 ~松江の歴史を碑にたどる~

 松江市史料編纂室が発行する「松江市ふるさと文庫」の1冊です。旧松江市域を中心に93の碑が紹介されています。
 電気発祥之地の碑は、松江電灯株式会社のの発電所が置かれた松江城山公園の椿谷に建立されています。碑には、明治28年10月1日に市内で初めて250燈の明かりがついたと記されています。
 床几山の碑は、松江城の城地選定の経緯が刻まれています。松江開府三百年祭を記念して明治44年(1911)み建立されました。北公園にある原爆慰霊の碑は平成8年に建立されたものです。
 これからの歴史をつくっていく私たちに、これらの碑はたくさんのことを教えてくれます。この本を片手に碑めぐりも楽しそうです。

(島根日日新聞11月2日掲載)