廃校再生ストーリーズ(一般)
2019年01月18日
/美術出版社
~廃校が水族館になった?~
2018年春、高知県室戸市に水族館がオープンしました。この水族館にいるのはサバやボラ、ウツボやウミガメといった地元の定置網にかかった魚たちです。サメやイルカ、ペンギンといったスターのいない水族館ですが、ユニークなキャッチコピーや入場券、そして何より廃校を活用した水族館ということで話題を集めています。
近年、少子化や市町村合併などの影響により全国で廃校が増えており、その有効活用が求められています。この本では起業の場としてのオフィスや道の駅、美術館、酒蔵、病院、老人ホームなど様々な廃校の再活用が紹介されおり、廃校活用Q&Aとして問い合わせ方なども紹介されています。
地域振興のカギとして廃校利用を考える参考になる一冊です。
(島根日日新聞2018年12月24日掲載)