化石になりたい
2019年03月01日
土屋 健/技術評論社
~どんな化石をお好みですか?~
もしあなたが化石になって後世に残るとしたら、どんな化石になりたい?
そんな視点で化石がどうやってできるのかを教えてくれる本です。
化石にはいろんなタイプがあります。人類の化石の中でも、保存の良いものは全身骨格で残っています。また骨だけでなく皮も内臓も残っているもの、それどころか張りのある肌や髪まで残っているものもあります。人類ではありませんが、琥珀の中に閉じ込められたもの、石板のように残っているもの、赤・青・緑と色とりどりに輝くもの、骨が美しい黒色で残っているものもあります。これらがどういう場所・条件・状況でできたのか、どうすればこのような化石になれるのかを解説してくれます。「なり方」はあくまで「思考実験」です。
(島根日日新聞2019年1月21日掲載)