町自慢、マンホール蓋700枚。(一般)
2019年03月27日
池上修 ほか/論創社
~外国人観光客を惹きつけるマンホール蓋~
みなさんは、マンホールの蓋に様々なデザインが施されているのをお気づきでしょうか。昭和52年、沖縄県那覇市で沢山のさかながデザインされた蓋が作られたのを契機に、それまで画一的な幾何学模様だった蓋に、その土地の名所・旧跡、名産品などのデザインが行われるようになりました。最近では、カラー蓋やゆるキャラをモチーフにした蓋も作られており、蓋のデザインは世界に例のない日本独自のサブカルチャーとなっています。
本書は、6千種類あるともいわれる全国のデザイン蓋の中から700枚をオールカラーで紹介しています。松江市の長屋門(武家屋敷)や大田市の北前船などのデザイン蓋も紹介されており、本書を参考に、旅先で実際に探してみるのもおもしろいと思います。
(島根日日新聞2019年3月25日掲載)