コミュニティナース(郷土)
2019年10月13日
矢田明子/木楽社
~地域の"新しい当たり前"~
ナース(看護師)といえば、病院で働く白衣の人というイメージがありますが、「コミュニティナース」とは一体どのようなナースなのでしょう?著者は、「地域の住民たちとの関係性を深めることで、健康的なまちづくりに貢献する医療人材」として活動しています。本書では、この活動を雲南市で始めた著者と全国各地のコミュニティナースたちの奮闘、コミュニティの未来を描いています。
地域医療をとりまく現状は、超高齢化社会の到来や社会保障費の増大、人材不足など、様々な課題があります。紹介されている自由で多様なコミュニティナースの事例には、解決のヒントがいくつもあるように思えます。地域の課題解決のために何か行動したい方にも手にとっていただきたい一冊です。
(島根日日新聞2019年8月26日掲載)