脱プラスチックへの挑戦(一般)
2020年10月02日
堅達 京子、NHK BS1スペシャル取材班/山と溪谷社
~「使い捨て」から「減らす」「循環」へ~
7月からコンビニなどでもレジ袋の有料化が始まりました。これまで日本では年間450億枚が配布され、一日ひとり1枚以上使用している計算です。
便利なプラスチックですが、私たちの暮らしを脅かす存在になっています。それは海の環境悪化や地球温暖化の原因になっているからです。本書では世界の現状や取り組み、研究者やスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんの言葉も紹介されています。
脱プラスチック社会実現へ向けてヨーロッパなどでは日本よりも厳しい規制を行い、世界的な大企業も新しいビジネスを広げようとしています。日本も技術を生かした開発や人材育成が急務となっています。
人類に残された時間は多くないと危機感が伝わります。私たちにもできることは何か考えてみませんか。
(島根日日新聞2020年8月31日掲載)