一日一花を愉しむ 花の歳時記366(一般)
2021年03月10日
金田初代:監修 金田洋一郎:写真/西東社
~366日、四季を愉しむ~
春先に小さな青い花を咲かせる「オオイヌノフグリ」。田んぼの脇や道端で、よく見かける馴染みのある雑草です。この変わった花の名前の名づけ親は、日本の植物分類学の父と称される牧野富太郎。その名前の由来は、可愛らしい花とは対照的で少しビックリしてしまいます。
本書は1日1頁、花屋さんの花をはじめ、草木の花、野菜・果物の花など四季折々の花を、その名前の由来や特徴の他、花に関する行事や祭り、歴史的エピソードなどを写真とともに紹介する花の歳時記です。花が登場する文芸・歌・俳句・ことわざなども多数掲載されていて、花を通じて伝統や文化を学べる1冊となっています。
一日一花、花との出会い。愉しみながら四季を感じてみませんか。
(島根日日新聞2021年3月1日掲載)