切手デザイナーの仕事 日本郵便切手・葉書室より(一般)

2023年02月12日

所蔵情報

間部香代/グラフィック社

~3センチ四方に込めた思い

 時代の変化とともに手紙や葉書を送ることは減りましたが、切手は多彩なデザインのものが次々に発行され、盛り上がりを見せているように感じます。
 日本の切手をデザインしているのは、日本郵便の切手・葉書室の社員8人。本書はこの8人の切手デザイナーの仕事にスポットをあてたものです。それぞれがどんな切手を手掛けたのか、デザインのスタイル、この仕事に就くまでの経歴などを紹介しています。切手としての役割を果たしながら、多くの人に親しまれるデザインにするところがプロフェッショナル。その中でそれぞれの得意分野や個性もキラリと光っています。
 「日本の城シリーズ」に松江城が加えられた時のエピソードもあります。今後もどんな切手が発行されるのか楽しみになります。

(島根日日新聞2023年2月6日掲載)