アナタノキモチ(子ども)
2026年01月28日
安田夏菜 著
文研出版 2023年 分類:913.6(文学―日本の小説)
~気持ちは見えない、だからこそ~
母親に置き去りにされたハルくんは、祖父母やいとこのひよりたちと暮らし始めます。ハルくんには人の気持ちを理解することが難しいという障がいの特性があります。周りの人も、ハルくんの心をなかなか理解できません。
でも、目に見えない人の気持ちを理解することは、そもそも難しいものです。友達を助けたかったのに、深く傷つけてしまったひより。言葉が足りず、自慢の孫に背かれてしまったおじいちゃん。つらい思いをため込む家族...。みんな自分の気持ちを伝えられず、人の気持ちも理解できずに悩んでばかり。それでも、少しずつ歩み寄りながら生きています。
ハルくんが繰り返していた言葉の意味がわかった時、きっと心を揺さぶられるでしょう。