世界は進化に満ちている(一般)
2026年02月23日
深野祐也/著
岩波書店 2025年 分類:467.5(ジャンル:自然科学-遺伝学)
~進化はこんなにも身近で~
1859年、チャールズ・ダーウィンは『種の起源』を発表し、生物の進化の理論を示しました。進化というと非常に長い年月をかけて進んでいくものというイメージがありますが、著者によると、実は驚くほど速く、わたしたちのすぐそばで、今この瞬間にも起きているそうです。たとえば、リスク回避のため夜間の光に集まらなくなった蛾、人間による象牙を目的とした狩猟の結果、牙なしの個体数を増やしたメスのアフリカ象、漁業の影響で、捕獲されないよう小型化した魚、捕食者の少ない都市部で、毒を作らないタイプが増加したクローバーなど、人間がもたらす環境の変化によるさまざまな進化の事例が数値も示しながら紹介されています。
本書は、私たちの身の回りで起きている現象を例に、ダーウィンが示した進化の仕組みを一般の人にもわかりやすく説明しています。