刑務所の文章教室 言葉が心をほどくとき(一般)
2026年10月10日
大塚 敦子 著
紀伊國屋書店 2026年 分類:326.5(ジャンル:社会科学 刑法‐行刑・矯正)
~心を開く言葉の力~
殺人、詐欺などの罪で刑務所に収容されている受刑者を対象に、著者が実践している「文章プログラム」についてのノンフィクションです。筆者はアメリカで実践例を学び、島根あさひ社会復帰促進センターなどの施設で作文や詩作の指導をしています。
文章プログラムの受講者は、小学生ぶりに文章を書く人や、初めての人も少なくありません。プログラムでは、いきなり作品を書き始めるのではなく、自分を食べ物や道具に例えた自己紹介や五十音の言葉をつなげて詩をつくる「アルファポエム」といったワークから始まります。
プログラムを通して受講者が綴る言葉は、読者の私たちをも癒す力を持っています。言葉や物語の持つ力強さを知ることができる一冊です。