プランゲ文庫コレクション

プランゲ文庫コレクションって？

昭和２０年８月１５日の終戦後、ＧＨＱ（連合国軍総司令部）の統治下で様々な占領政策をうけました。
その政策の一環が、発行される図書や雑誌・新聞等すべての出版物の検閲制度です。
これらの検閲を受けた出版物を米国に持ち帰り、保存されたのが「プランゲ文庫」と呼ばれるコレクションです。
当時ＧＨＱの民間検閲局に勤務していた米国メリーランド大学教授のゴードン・Ｍ・プランゲ博士が資料の歴史的価値を認め、保存に尽力されました。
現在では発行元にも残っている事の少ないこれらの資料は、占領軍の検閲の実態や日本の社会変化を知る上でも、貴重な資料となっています。

どうしたら利用できるの？

プランゲ文庫の資料は、紙質も悪く保存が危ぶまれていましたが、平成４年、雑誌のマイクロフィッシュ化が始まり、その後新聞もマイクロフィルムが作成されました。
また、書誌情報のデータベース化によってオンライン検索が可能となり、日本からも利用しやすくなりました
当館では膨大な撮影資料の中から、「島根県分」とされるマイクロフィッシュ（１６７タイトル）・マイクロフィルム（１６９タイトル）を所蔵しています。
資料の内容は各地域の青年団誌、婦人会誌、労働組合誌、学校誌、文芸誌等多岐にわたり、戦後の自由な息吹や当時の様子をうかがい知る歴史資料となっています。

参考資料

「メリーランド大学図書館所蔵ゴードン・Ｗ・プランゲ文庫雑誌目録　第３巻　都道府県別索引・分野別索引」
「メリーランド大学図書館所蔵ゴードン・Ｗ・プランゲ文庫新聞目録　第３巻　都道府県別索引・分野別索引」

検索は以下からもできます。

　国立国会図書館オンライン（外部サイト）
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プランゲ文庫雑誌（島根県分抄）

プランゲ文庫新聞（島根県分抄）